アジアン・フロンティア建設過程

福岡北九州市に環境配慮型データセンターを建設

福岡県北九州市の湾岸地区にある広大な工業地帯でデータセンターの新基軸といえるIDCフロンティアの新しいデータセンターコンプレックス「アジアン・フロンティア」が建設されました。日本の近代製鉄業の発祥地であるまさにその場所で、今、情報産業のイノベーションが起きているのです。

「アジアン・フロンティア」は、外気空調を採用したり、建築構造の工夫により、空調効率の最適化を図ったりと、最新鋭の設備とエネルギー効率を実現します。また、500ラック規模のサーバー施設を単位モジュールとし、必要に応じて設備提供を行うジャストオンデマンド方式など、今までにないまったく新しいコンセプトのデータセンターなのです。

アジアンフロンティア 工事の流れ

起工式 杭打ち 基礎工事 鉄骨工事 サーバー棟1階工事 サーバー棟2階工事 主要機器搬入 外部仕上げ 内部仕上げ 完成

建設状況

2008年10月1日 「アジアン・フロンティア」竣工

2008年1月の起工式から8ヶ月半、環境対応型次世代データセンター「アジアン・フロンティア」の1号棟がついに竣工いたしました。

素晴しい秋晴れのもと、北九州市長をはじめ多くの来賓・関係者にご列席いただき竣工式が執り行われました。 データセンターを見学していただいた皆様は、規模の大きさや設備の斬新さに圧倒されていました。

竣工式の様子

写真(中)は、外気空調の取り込み口(ルーバー)です。 ここからサーバーの廃熱で温まった空気を放出し、外気温が低い時には外気を取り込んで冷やします。 「アジアン・フロンティア」はさまざまな技術の組み合わせで 省エネやCO2排出量の削減を実現していますが、これもその一つです。

外気空調の取り込み口(ルーバー)

大勢のお客様をお迎えする準備が整った「アジアン・フロンティア」。しかし、これで 完成ではありません。来年春には2号棟が竣工予定となっており、その後も需要に応じたモジュール単位 での建設により、最大12棟までの拡張が可能です。

IDCフロンティアはデータセンター事業を通じてお客様のビジネスの発展と創造に寄与いたします。 また、環境モデル都市に選定された北九州市のグリーンITにおける取組に積極的に協力することによって、 低炭素型産業・業務都市の実現を強力に支援・推進いたします。

正面入口

2008年9月下旬 外部仕上げ/内部仕上げ −外部と内部をきれいに仕上げていきます−

建物を覆っていた外枠が外れると一気に完成形に近い姿が現れます。「アジアン・フロンティア」はサーバー棟の他に高圧電気室や管理棟などがあり、それぞれの規模が大きいため圧倒的な存在感があります。もちろん外部だけでなく、内部の仕上げも着々と進んでいます。サーバールームへの入口で厳重なセキュリティを施してあるセキュリティポータルも完成し、サーバールームにはラックが立架されています。

いよいよ一大プロジェクトの竣工までカウントダウンに入りました。次回は環境対応型次世代データセンター「アジアン・フロンティア」の完成形をお披露目いたします。

北九州トピック

番外編:「アジアン・フロンティア」のレリーフ

「アジアン・フロンティア」の受付隣の壁には色とりどりのタイルで作られたレリーフが飾られています。タイルひとつひとつをよくみてみると・・・実はIDCフロンティアの社員の顔がプリントされているのです!

「アジアン・フロンティア」入口

「アジアン・フロンティア」全体像

セキュリティポータル(サーバールーム入口)

受付

2008年8月中旬 主要機器搬入−電源設備・空調機を設置します−

UPS(無停電電源装置)、空調機、自家用発電機などのデータセンターの主要機器の設置が完了しました。 変電設備の受電は8月下旬に行われ、建物に生命が吹き込まれました。

これからデータセンターの機能を確認する試運転・冗長構成の試験が行われていきます。

北九州トピック

環境モデル都市 北九州Vol.2

環境モデル都市に認定されている北九州市ですが、選定基準の一つに “温室効果ガスの大幅な削減”が挙げられています。

「アジアン・フロンティア」では、空調電力で2割強、CO2排出量で1割弱の削減を見込んでいます。 チームマイナス6%では「CO2排出量1人1日1Kgの削減」を呼びかけていますが、「アジアン・フロンティア」の削減効果を人数換算すると、約270万人が1日に達成すべき削減量に相当します。

UPS(無停電電源装置)の搬入

UPS(無停電電源装置)の搬入

2008年7月中旬 サーバー棟2階工事−大規模データセンターの形が見えてきました−

写真(上)手前の管理棟はだいぶ完成時のイメージに近づき、奥のサーバー棟も2階コンクリート工事まで進んだため、いよいよ大規模データセンターの全体感が見えてきました。

サーバー棟1階には既に空調機がずらりと設置され、現在は2階部分の内装工事中です。

竣工まであと数ヶ月。工事は急ピッチで進んでいます。

北九州トピック

環境モデル都市 北九州

7月22日、政府が選定した「環境モデル都市」の一つに北九州市が選ばれました。環境モデル都市は、温室効果ガスの大幅削減を目指し独創的な取り組みをする自治体で、今回は北九州市を含め6都市が選ばれています。世界に誇れる環境都市を目指す北九州市において、「アジアン・フロンティア」も環境配慮型データセンターのモデルとなるべく検証を重ねています。

手前が管理棟、奥がサーバー棟。全体感が見えてきました。

2階建てサーバー棟

2008年6月中旬 サーバー棟1階工事 −建物1階の外観がわかります−

データセンター1階には管理室、倉庫、電気室とサーバールームがあります。データセンターの特性として、空調負荷の低減や防犯性の向上のために窓の設置は最小限になっています。サーバールームの高さに合わせる為に一般部分の階高も通常よりも高くなっています。

北九州トピック

北九州の地震発生リスク

文部科学省 地震調査研究推進本部発表の地震予測値図2008版によると、九州北部で30年以内に震度6弱以上の地震が発生する確率は0.1〜3.0%。東京・名古屋・大阪の3大都市圏の6%〜26%に比べて非常に低い確率となっています。

発生確率が低いから絶対に安全、というわけではもちろんありませんが、データ保存のためには一つの指針として考慮すべきかもしれません。

サーバー棟1階工事中

サーバー棟1階工事完了

2008年5月上旬 鉄骨工事 −建物の骨組みです−

データセンターの核であるサーバールームの鉄骨の組み立てです。鉄骨部分は人間でいえば背骨にあたる重要な部分。クレーン車と建物組立現場とで無線で連絡を取り合いながらを組み上げていきます。組み上げた鉄骨は、職人さん達の手で一本一本ボルトが締められていきます。機械ではなく手で締めるというと不安に感じるかもしれませんが、ご心配なく。ボルトはハイテンションボルトで、ボルトをねじ切ることで締め込み力が保障されます。

北九州トピック

北九州地方の気候

空調効率最適化の一つとして外気を取り入れた冷却方法を採用している「アジアン・フロンティア」。暖かいイメージのある北九州市ですが、年間平均気温は東京都心部とほとんど変わりません。例えば、2007年の年間平均気温は北九州市17.1度/東京都心部17.0度。さらに年間日照時間の合計は、北九州市1893時間/東京都心部1996時間 と北九州市の方が短いのです。過去15年のデータでもこの傾向は変わりません。(気象庁データより)

サーバー棟の鉄骨組み立て中

サーバー棟の鉄骨工事完了

2008年4月中旬 基礎工事 −建物を地下で支えます−

データセンターにはサーバー・電力設備・空調設備など重量のある機器がぎっしりと設置されます。また、社会のインフラを担うという使命があり、地震や台風などの災害に対しては堅固である必要があります。そのために通常の建物よりも基礎は大きく強固に造ります。

北九州トピック

北九州市へのアクセス

2006年の新しい北九州空港の開港により、北九州〜東京便は1日16往復。ターミナル駅である小倉駅には全ての新幹線や在来線特急が停車し、小倉〜新大阪間は新幹線で2時間20分の近さです。「アジアン・フロンティア」はディザスターリカバリー対応拠点としてもご利用いただけるよう、首都圏から離れているというだけではなく、交通アクセスの利便性の良さも重要なのです。

基礎コンクリート打設状況

基礎工事終了後

2008年2月下旬〜3月下旬 杭打ち −建物を地盤下で支えます

建物を地盤下でしっかり支えるために行う杭打ち。直径500mm、長さ13mの杭340本を打ち込んでいきます。敷地が広いので3組の杭打ち機とクレーンがタッグを組んで杭打ちを行っています。見た目はバラバラに動いているようですが、作業指揮者のもと、オペレーター同士や作業員が息を合わせて効率よく作業を行います。

北九州トピック

北九州注目ワード:環境首都

北九州市は"世界の環境首都を目指そう"をスローガンにさまざまなエコ・プロジェクトを進めています。

「アジアン・フロンティア」の大きな特徴は、先端技術を取り入れた環境配慮型のデータセンターという点。一昔前はITとエコは結びつかないものと思われていましたが、今やデータセンターもエコ対応は当たり前の時代になっています。

杭打ち

杭の挿入の様子、各人が息を合わせて安全に作業を行っています。

2008年1月16日 起工式 −建物の無事竣工を祈ります−

工事開始前に工事の安全、建物の無事竣工を祈る起工式。建築主、来賓、工事関係者など大勢の人々が参加して、厳かにとりおこなわれました。一同身の引き締まる式となりいよいよ工事着工です。

北九州トピック

北九州注目ワード:e-PORT

日本初の近代製鉄所である八幡製鉄所を発端とし、古くから工業地域として栄えてきた北九州地区。

現在はIT社会を支える基盤を確立すべく、「北九州e-PORT構想」を地域総力で推進しています。

24時間365日ノンストップの「情報の港」。「アジアン・フロンティア」もその一端を担うべく鋭意建設中です!

起工式 : 降神の儀

大勢の方にご列席いただきました

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