プレスリリース(2014年)

IDCフロンティア、ネットワークセキュリティをクラウド提供

ネットワーク機能の新たな利用形態を提案

2014年07月23日

株式会社IDCフロンティア(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:中山 一郎、以下IDCフロンティア)は、クラウドサービスやデータセンターに加え、新たにセキュリティなどのネットワークサービスをクラウド化して提供する「IDCフロンティア ネットワークサービス」を、7月22日より提供を開始します。

第一弾として、DDoS防御、不正侵入検知・防御(IDS/IPS)や、ロードバランサー、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)、ファイアウォールを組み合わせたサービスメニューを提供します。ネットワークやセキュリティ機能を仮想化することで、高価な機器を購入することなく必要な時に必要な期間だけ、迅速にクラウドサービスやハウジングサービスと組み合わせて利用することが可能です。

IT 専門調査会社IDC Japan によると、国内企業の2014年度における情報セキュリティ対策への投資は2013年度に続き増加傾向(*1)であり、意図的なアクセス集中によりシステムを機能停止させるDDoS攻撃や、システムへの不正侵入によるサイト改ざんや機密情報の漏えいなど、標的型サイバー攻撃の増加により企業のセキュリティ対策への取り組みが進んでいます。その一方、年々巧妙化する攻撃に対応するため、専用のセキュリティ機器の導入や専門人員も求められており、インフラコストの低減や人員確保などが課題です。

IDCフロンティアは、東日本と西日本に大型拠点を配置し、日本全体で東西をバランスよくカバーする拠点構成と、国際通信を基礎とした国内最大級規模の高速大容量バックボーンを保有し、クラウドサービスやデータセンターを運用する中で、早くからサイバー攻撃への取り組みを進めています。バックボーンネットワーク上にはDDoS対策システムを設置し、サービスを利用するすべてのお客さまに対して標準でDDoS対策サービスを提供しており、不正なトラフィックから自動でシステムを防御しています。

従来のハウジングだけでなくクラウドサービスの利用も年々拡大しており、多様化するインフラニーズに応えるため、2013年よりすべてのサービスがネットワークに依存することなく、必要な時に必要なリソースを柔軟にシームレスに調達できる「One Network構想」を提唱し、サービス開発を進めてまいりました。

「IDCフロンティア ネットワークサービス」は、複雑・高度化するDDoS攻撃への防御や不正侵入検知・防御(IDS/IPS)、ロードバランサーなどのネットワーク機能をNaaS(*2)のように手軽に利用できるサービスです。ネットワークの専用機器の購入も不要で、必要な時に月額単位で利用することができます。

なお、IDCフロンティア ネットワークサービスの特長は次の通りです。

・ネットワークの専用機器を導入することなく短納期で一時利用も可能
・DDoS防御、不正侵入検知・防御(IDS/IPS)、ロードバランサー、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)、ファイアウォールを組み合わせ月額課金で利用可能
・クラウドサービスおよびハウジングサービスの両方に対応

IDCフロンティア ネットワークサービスのイメージ図

■IDCフロンティア ネットワークサービスのラインアップ

サービス名

提供地域

利用形態

IDCフロンティア ネットワークサービス DDoS防御

東日本リージョン(*4)

月額課金

IDCフロンティア ネットワークサービス 不正侵入検知防御(IDS/IPS)

東日本リージョン(*4)

月額課金

IDCフロンティア ネットワークサービス ロードバランサー(*3)

(ロードバランサーとファイアウォール機能を提供)

東日本リージョン(*4)

月額課金

IDCフロンティア ネットワークサービス ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)(*3)

(ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)に加えロードバランサーとファイアウォール機能を提供)

東日本リージョン(*4)

月額課金

IDCフロンティアは、自社でデータセンターやネットワークインフラを持つことで、多種多様なITインフラニーズにお応えし、クラウドコンピューティングやデータセンターなどの提供を通じて、ITインフラパートナーとしてお客様の事業の成長に寄与してまいりました。今後もネットワークサービスのラインアップを拡充し、お客様が必要な時に利用できるITインフラのオンデマンド提供を目指し、サービスの強化に取り組んでまいります。

以上


*1 出典:IDC Japan,2014年3月「2014年 国内企業の情報セキュリティ対策実態調査結果を発表」
  (プレスリリース)
*2 NaaS(Network as a Service)はIaaSのようにネットワークサービスを利用する形態
*3 白河データセンターでの提供、他拠点は順次提供予定
*4 東日本リージョンは新宿、有明など首都圏データセンターおよび白河データセンター
  (西日本リージョンは提供予定)

<企業情報>
【IDCフロンティアについて】(http://www.idcf.jp
社名:株式会社IDCフロンティア(IDC Frontier Inc.)
代表者:代表取締役社長 中山 一郎
事業内容:クラウド事業、データセンター事業、ホスティング事業、IPネットワーク事業、コンサルティング、システム構築・運営、その他
株式会社IDCフロンティアは、Yahoo! JAPANグループのクラウドコンピューティングとデータセンター事業を担う戦略的子会社として、クラウド事業、データセンター事業、ホスティング事業、IPネットワーク事業、コンサルティング、システム構築・運営を事業内容とし、日本のビジネスシーンの発展と活性化を支える情報技術基盤を提供しています。長年の経験で培った高信頼データセンターを全国で運用しており、SaaS/PaaS/IaaSに代表される高付加価値サービスの開発と提供に取り組み、ビジネスユーザーのクラウドコンピューティングやオープンプラットフォームの利活用を推進しています。

<サービスに関する問い合わせ先>
■IDCフロンティア カスタマーデスク
Tel:0120-26-2725(平日9:00~17:00)
E-mail:service@idcf.jp

<リリースに関する報道機関からの問い合わせ先>
■IDCフロンティア 経営戦略本部 経営企画部
電話:03-4354-0155
メールアドレス:pr@idcf.jp
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