導入事例

ワイジェイFX株式会社様

ビッグデータ分析で感覚的な評価が数値的な実感値に変わる!

データ分析自体は利益を生みません。しかし、将来的に利益を増加させる、また新たな利益の源泉を発見することができます。
投資対効果をはっきりと明示できませんが、クラウドサービスであればとりあえず動かすことができます。
動かすことができれば、有効性を見出すこともできるんです。

何をどう組み合わせるか、という選定の手間がクラウド化を妨げている

ワイジェイFX株式会社

ワイジェイFX株式会社はYahoo! JAPANグループに属し、いわゆるFXを中心とした金融商品を取り扱っている事業者。外貨の交換レートは銀行ごとで異なるうえ、秒速で変化していくため、買値、売値の膨大なデータを蓄積してきたという。このデータを見て、ディーラーは未来のレートを予測し、銀行とユーザーに対応している。

「しかし、うまくデータを活用できず、ディーラーの経験と勘に頼っている部分が大きかったんです」、そう語るのはワイジェイFXのシステム部に所属する古村正博氏。今回は、IDCフロンティアが提供するクラウド型のビッグデータ分析プラットフォーム「トレジャーデータサービス by IDCF」を導入した背景とともに、蓄積してきたデータ資源をどのように活用しているのかを伺った。

秒速で変動するレート情報を活用したかった

システム部 古村正博氏
システム部 古村正博氏

「FXでは外貨の交換レートが重要です。秒速で変化する外貨の交換レートを見て、銀行、当社を利用するお客さま、そして当社の三者がWINになるように取引を成立させていかなければなりません」

現在、同社が取り扱っている銘柄=通貨ペアは22種類。通貨ペアごとに異なるレートの変化パターンをすべてログとして保存してきたという。しかし、秒速で変化するすべてのレートは、処理しきれないほどの膨大なデータになっていたそうだ。この膨大なデータを活用すれば、未来のレート予測ができる。

以前から、既存資産(サーバーなど)を利用して分析を試みてはいたが、なかなか思うような性能が出せないでいた。本格的にデータ分析を行うには、サーバーやネットワークの増強など、かなりの投資が必要になる。「投資対効果」を考えるとなかなか踏み切れなかったとも古村氏は語った。

そこで着目したのが、大規模なデータを保存、活用できるIDCフロンティアが提供しているクラウド型のビッグデータ分析プラットフォーム「トレジャーデータサービス by IDCF」だったという。

クラウドサービスだったので「試してみる」ことができた

「トレジャーデータサービス by IDCF」を選定した大きな理由は「クラウドサービス」だった点だと古村氏は語った。

同社では現場から長らく「データ分析をして欲しい」というニーズがあったという。自前でデータ分析の環境を作り上げる計画もあったが、なかなか踏み切ることができなかったそうだ。

先にもあげたように「投資対効果」が明示できないため、大きな先行投資がしづらい。また、効果が出ないと判断された際に、用意した設備がそのまま遊休資産となってしまう。そのため、クラウドサービスであった点は大きなアドバンテージとなったと古村氏は続けた。

「データ分析自体は利益を生みません。しかし、将来的に利益を増加させる、また新たな利益の源泉を発見することができます。投資対効果をはっきりと明示できませんが、クラウドサービスであればとりあえず動かすことができます。動かすことができれば、有効性を見出すこともできるんです」

当初はトライアルとして1ヶ月だけ利用することになっていたというが、有効性が見えたことで、本格導入に向けたプラグインのチューニングを実施。IDCフロンティアや、分析エンジンを提供しているトレジャーデータ社と協力し、各社のナレッジを駆使して最適化を行い、最終的に導入に至った、と古村氏は続けた。

YJFX社 「トレジャーデータサービス by IDCF」利用概要

感覚的な評価が数値的な実感値に変わった

「現在は、銀行のレートを中心に一時間に一回のペースでデータ分析を行っています。経営層やディーラー、それぞれ着眼点が異なるため、ただ分析を行って提出しても意味がありません。どのようなデータが欲しいのか、どのタイミングで出すべきなのか、“会話”を通して見つけていくことも重要だと考えています」

必要性を感じつつもいままでは用意できなかったデータを用意できる。そして、「あるといいね」と感覚的な評価しかなかった状態から、分析結果が実際にどう利益に結びつくのか数値的な評価基準が少しずつ固まってきたことは大きな一歩になっていると古村氏は続けた。

こうしたシステム部の努力もあり、少しずつ「こういうデータが欲しい」と現場から要望が増えてきているそうだ。実はこうした要望は「トレジャーデータサービス by IDCF」を利用する以前も現場から出てきていたそうだが、「現場の要望をひとつずつ解消できるようになっただけでも大きな効果です」と古村氏は語った。


投資対効果が見えづらいからこそ、データ分析を開始することが重要

現在は、「トレジャーデータサービス by IDCF」を利用して分析を選任して行っているのは社内で2名程度だという。今後はよりデータ分析の効果を証明し、分析にかける人員の増強や複数データを組み合わせた複雑な分析も行っていきたいと、古村氏は意気込みを語った。

「「トレジャーデータサービス by IDCF」を利用すれば『いま何が起こっているのか』を可視化することができます。先にも挙げたように、データ分析はそのままでは利益に直結しづらい。だからこそ、まずはデータ分析を開始してみることが大事だと思っています。データ分析とクラウドサービスはとても相性が良いと感じました。」



導入企業様 会社概要

導入企業様 会社概要
会社名 ワイジェイFX株式会社
設立 2003年9月1日
代表取締役社長CEO 伊藤 雅仁
事業内容 金融商品取引法に基づく第一種金融商品取引業
(インターネットを介した店頭による店頭外国為替証拠金取引業)
金融商品取引法に基づく第二種金融商品取引業
(インターネットを介した取引所における外国為替証拠金取引業)
URL http://www.yjfx.jp/新規ウィンドウを開きます

※掲載内容は、本事例の掲載日2015年3月24日時点の情報です。
※2016年10月1日より、サービス名称が「Yahoo!ビッグデータインサイト」から「トレジャーデータサービス by IDCF」に変更となっております。
※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

2015年03月24日掲載