Yahoo!,Google,Facebook有名サイトが続々と常時SSL化する理由

本記事には古い情報が含まれている可能性があります。
2019年9月以降、各ブラウザのEV証明書のアドレスバー表示は変更されており、
本記事に掲載されている表示とは異なっている場合がありますので、ご注意ください。

[目次]

テレビなどのメディアなどでもセキュリティや情報漏えいに関するニュースが取り上げられることが多くなってきました。

それだけセキュリティ対策についての注目度が上がってきているということですね。

エンドユーザーにも変化がでてきており、「"https://"は安全」「緑のアドレスバーは安心」という認識が少しずつですが広まってきています。

今後はますますセキュリティへの関心は高まっていくでしょうし、「HTTPSだから安心」という考え方から「HTTPSじゃないので不安」「HTTPSでもアドレスバーが緑じゃないと!」という時代になっていくでしょう。

ここでは、いちはやく「常時SSL」に対応しているサイトを紹介します。
参考にしてみてください。

まずはここに注目!

サイトにアクセスしたときに、まずWebブラウザのアドレスバーに注目しましょう!
"https://"からはじまっていることはもちろんですが、よくみると、緑色で表示されている内容が違いますね。

(図1)Webブラウザのアドレスバーの表示

どちらもHTTPSサイトなのに、これらの違いは何でしょう?

見た目だけみると、「zenlogic.jp」の方はアドレスバーに社名が緑色で表示されているところが違いますね。
実はこれ、「zenlogic.jpのサイトには認証レベルの高い"EV証明書"が設定されていますよ」という目印なのです。

EV証明書は、SSL証明書の中でも全世界統一の認証基準が定められた認証レベルの高いSSLサーバー証明書です。
この証明書を利用しているサイトは、「世界的な基準で厳格な認証をクリアした信頼できるサイト」ということになります。

これを覚えておくと、個人情報などを入力するときも安心して利用できますね。

念のため補足しておきますが、(図1)のGoogleのようにアドレスバーに社名が緑色で表示されていなくても、HTTPSサイトであれば暗号化通信は行われています。

この場合は、DV証明書やOV証明書が使われています。
アドレスバーの表示に注目するようになれば、あなたもちょっとしたSSL通ですよ。(笑)

■アドレスバー表示についての最新記事はこちら  ※2018年8月時点
Chrome 69からHTTPSの表記が変化!Chrome 70以降も要チェック!

「常時SSL」対応済みサイト一覧

GoogleGoogle世界最大級の検索エンジンです。「HTTPS をランキング シグナルに使用します」と発表したことで、HTTPS化への関心が一気に高まりました。もちろん、Googleのサイトは常時SSLに対応済みです。
Yahoo.comYAHOO!米国のYahoo! です。Yahoo! JAPANは、2016年4月から2017年3月にかけてJAPANトップページやYahoo!ニュースを含むすべてのサービスにおいて常時SSL(AOSSL)に対応することを発表しています。
ZenlogicZenlogicファーストサーバが提供するクラウド型レンタルサーバー「Zenlogic」のサイトです。ファーストサーバは常時SSLの啓蒙活動を推進しています。
SymantecシマンテックSSLサーバー証明書の業界No.1ブランド、シマンテック社のサイトです。言うまでもなく、常時SSLには対応済みですね。

この記事のポイント

  • ユーザーは鍵マークや緑のアドレスバーが安全なことを知り始めている
  • 大手サイトは常時SSLにいち早く対応している

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