VQS株式会社様
拡大するインバウンド需要に対応!WEB会議システムの柔軟性と安定性をさらに高める
~ネットワークの品質指標は「ゆらぎ」~
「安定したツールを安定したネットワークで」を実現するため、複数のIaaSクラウドを比較検討して、一番ゆらぎの少なかったIDCFクラウドに決めました。

VQS株式会社は、WEB会議システム「VQSコラボ」を中心に、企業と企業、人と人のコミュニケーションをサポートしている。同社の強みは、150kbpsと一般的なPC端末、インターネット回線で途切れない音声、映像でのWEB会議を実現している点だ。こうした特長から、大手英会話学校や学習塾などの教育関連企業を中心にサービスは広がりを見せている。
「コミュニケーションはどこでも常に発生するものです。場所や環境にとらわれず、手軽なコミュニケーションの実現を目指しています」、そう語るのは、同社の代表取締役 向井猛彦氏。今回は向井氏、主任の西島秀治氏、そして開発元の株式会社オサムインビジョンテクノロジー取締役の下田氏には同社WEB会議を利用し大阪から参加いただき、IDCFクラウドで実現できたことを中心にお話しを伺った。
お客さまに安定したWEB会議システムを提供したい

WEB会議システムは、一般的なインターネット回線とPC端末を使って、遠隔地との会議を提供するサービスだ。在宅勤務やクラウドソーシング、グローバル化の波に加え、ビジネスや意思決定にスピード感が求められる現在では、導入を考える企業も多い。
「ビデオ会議システムと大きく違う点は、専用回線やハード端末を必要としない点です。お客さまが普段使っているインターネット回線、PCで簡単に利用できるため、初期投資や導入期間が少なくて済みます。一方、回線や端末の環境を弊社側でコントロールしづらいデメリットもありました。」
この課題に対して、同社は「安定性」に着目。オサムインビジョンテクノロジー社のネットワーク制御技術を取り入れ、どのような環境でも音声、映像を途切れさせないことに注力。これが後に、同社提供のWEB会議システム「VQSコラボ」の一番の強みとなる。
しかし、課題は他にもあった。一般的なインターネット回線を利用する場合でも、顧客専用の配信システムを構築しなければならない。小規模環境なら素早く導入、稼働できるが、5拠点、100クライアントを同時接続するような大規模環境では設定に時間がかかってしまっていたという。
チャレンジでクラウドに移行。ゆらぎの少ないネットワークが決め手に。

「VQSコラボ」は主に英会話や学習塾を中心に利用もされている。映像や音声が途切れないことはもちろん、トラブルが起きても素早く対処ができなければ学習時間が短くなってしまいクレーム、解約に繋がってしまう。また、規模が拡大したときにも迅速に拡張できるような体制をとりたいと考えていた。
「課題もありましたが、解決ではなくチャレンジのつもりでIDCフロンティアさんに相談させていただきました。クラウドサービスの特長でもある『使いたいときに使いたいだけ』という考え方はWEB会議システムでも求められているように感じていたんです。」
「IDCFクラウドはネットワークの“ゆらぎ”が少なかったんです。WEB会議システムは常に一定の通信量を確保しないといけません。制御技術で150kbps以下でも安定して利用できるのが弊社のWEB会議システムの一番の強みですが、ゆらぎが多いと遅延や途切れが発生しやすくなってしまいます。」
「安定したツールを安定したネットワークで」を実現するため、複数のIaaSクラウドを比較検討して、一番ゆらぎの少なかったIDCFクラウドに決めました。」
途切れない魅力に、高い安定性と柔軟性そしてスピードが加わった
IDCFクラウドの導入は二ヶ月ほどで実現した。ネットワーク制御技術でWEB会議一回あたりの通信量は把握している。それに同時接続人数をかければ、確保するべきサーバーとネットワークの量が分かる。
クラウドへ移行してから、契約数が増えていったという。英会話教室や学習塾の生徒数は季節によって増減する傾向がある。こうした変化するニーズにも月単位で対応できるようになったのが大きな要因だ。また、お客さまの今後の事業拡大計画を聞いて、先んじてコミュニケーションツールを組み込むことも可能になった。
また、IDCFクラウドのネットワーク料金は定額制を選択。月々のコストを素早く計算できるため、ツールの価格、ユーザーが用意するべきコストも素早く提示できるようになった。
「インターネット回線を新たに引けば、1〜2年の最低利用期間が発生します。また、ハードウェアを新たに購入すれば、減価償却費もメンテナンスコストも考えなければいけない。必要なときに素早く環境を用意し、使えるようにする。クラウドに移行して、安定性を高めた上、お客さまの要望にも柔軟に対応できるようになり、対応スピードも速くなりました。」

WEB会議から“双方向コミュニケーション”へ
同社では、WEB会議という位置づけを「双方向コミュニケーション」に押し上げたいと考えているという。ワークライフバランス、クラウドソーシングなど、オフィスに縛られない働きかたが増えているため、“会議”に限定せず“コミュニケーション”の一手段としてWEB会議システムを提供していきたいと考えているそうだ。
「今後国内で開催が予定されている大規模イベントに向け、新たな需要も出てきています。ビーマップ社の翻訳サービス『J-TALK』の基盤として採用いただき、外国人観光客などの需要を見込んでいます。今後も、コミュニケーションが発生する機会に新たな発想、使い方を提案、チャレンジしていきたい。「世の中のコミュニケーションをスムーズに」するという使命を果たすため、これからもIDCフロンティアさんに力を貸していただきたいです。」

J-TALK(ジェイトーク)
http://www.j-talk.tokyo/jp/biz/index.html
-iPhone/iPad対応の、顔がみえるクラウド型同時通訳システム-
サービス提供元 株式会社ビーマップ(BeMap,Inc.)
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導入企業様 会社概要 | |
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会社名 | VQS株式会社 |
設立 | 2016年3月 |
代表取締役 | 向井 猛彦 |
事業内容 |
Web会議システムの企画・販売・運用・保守 遠隔教育システムの企画・販売・運用・保守 コンピュータ用ソリューションの企画・販売 |
URL |
http://www.vqs.co.jp/![]() |
※掲載内容は、本事例の掲載日時点の情報です。
※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
2016年05月17日掲載