IDCFクラウドは、スモールスタートしやすく、かつスケールもさせやすいという特徴があります。小さいサイトをWordPressで動かすような目的から、本格的なWebサービスのシステムを構築する目的まで柔軟に対応してくれます。Mackerel連携も初期のころから備えており、システムを構築しやすいだけではなく、監視を含む運用にも気が効いています。
IDCFクラウドを使ったシステムを作る際には手元に置いておきたい一冊です。

ゲームのリリース時は、サーバーに想定外の負荷がかかったりと、様々な予期しない問題が発生したのですが、IDCFさんはこれらの問題への対応スピードが速いのと、機能を多く備えているので、問題に対して取れる選択肢が多いです。
例えば、仮想サーバーだけでなく、物理サーバーや専有タイプの仮想マシン等、様々なタイプのサーバーを備えていることやロードバランサーも複数の種類を備えています。
この本に書かれている様々な機能は、現状に満足せず、私たちのニーズをしっかり把握して、新しい機能開発に向けてチャレンジすることができた結果だと思います。

「クラウドインフラを触るエンジニア必携の1冊」
点と点を線で結んでくれるように丁寧に解説が載っているので、初心者の方でも順を追って章を進めることで、知らないうちに解るようになっていると思います。また、クラウドを使用する際の設計思想も書いてあり、なかなか読み応えがあります。ansibleなど自社サービス以外の事も基礎から記載されており、どんなクラウドでも通用してしまう技術や考え方が惜しげもなく書かれています。
よくよく考えてみればIDCFクラウドには難しい言葉が少ない。そう思ったらコラムやまえがきをもう1度読み返すと面白いかも？
本書を読んだ方々が、ユーザー会に来て「こんなサービスが欲しい！」と中の人に訴える姿が見られたら嬉しいです！