導入事例

アクセルマーク株式会社様

Hadoop基盤を他社クラウドから移行して、コスト40%削減!
そして思わぬ効果も。

800億を超えるデータの有効活用で、広告配信ロジック強化を目指す

アクセルマーク株式会社様

「楽しい」で世界をつなぐ、をスローガンに掲げているアクセルマークは、モバイルゲーム事業のほか、スマートフォン向け広告事業、体験を軸としたファン向けサービスを展開するand Experience事業を手がけている。「弊社では特に電子書籍やデジタルコンテンツ領域の広告が得意で、実績も多数あります」と語るのは、同社のシステム開発室リードエンジニアの佐野太刀彦氏だ。今回は、同社の広告事業のデータ分析で利用しているインフラ基盤の選定基準と効果、そして今後の展望についてお話しをうかがった。

システム開発室リードエンジニア 佐野太刀彦氏

運用にかかる稼働とコストの乱高下を改善したかった

アクセルマークは広告配信サービス『ADroute(アドルート)』を展開。広告の効果検証、最適化を行う上でデータ分析基盤は必須だったと言う。元々は、海外クラウドサービスを採用し、Hadoop基盤で分析を行っていたが、分析対象のデータが増えていくにつれ、インフラの運用に手間が増えてしまった。また、安定したコストの見通しが立てられないことが悩みのタネだった。

「本格的にデータを貯めて使っていこう、という方針のもとデータ分析基盤を利用するようになったのが2015年初め頃でした。増えていくログデータにも対応でき、データ分析結果に基づくCPAの成果には圧倒的な変化が出ました。しかしサービスがスケールするにつれ、新たな課題が生まれました。」

スタート当時、データ量が少ない間は低価格で始められたものの、従量課金が基本となる以前のサービスでは、データが増えていくにつれてコストが見通しを上回っていったこと。変動したコストを踏まえた方針をその都度策定する必要があり、コストパフォーマンスの悪さがボトルネックになってきたと言う。

ADrouteの特徴と強み

大がかりな移行作業を決意した…その決め手は“人”

「IDCフロンティアさんとは以前から取引があり、相談をしてみました。やはり営業さんのレスポンスが早かったのが選定要因として大きいです。いままで使ってきた分析基盤の話をして、定額で利用できるところやフルマネージドで運用の手間が減ること。また、一番心配だった移行についてもいろいろ提案してくれて『これなら良いんじゃないか』と、トレジャーデータサービス by IDCFの導入を決めました。」

移行で課題になっていたのは、サービスを止めずに既存の環境から移行ができるかという点。そして、以前のサービスに依存していた配信や分析基盤、これらすべてを問題なく移行できるのか、という点だ。これらに対して、IDCフロンティアは検証環境を貸し出すほか、社内エンジニアとIDCフロンティアの技術担当者が直接話をして、具体的な計画を練っていくことで対応し、結果、スケジュール通り2~3ヵ月の期間で移行作業を完了したと言う。

当時の提案書の一部

「特に“人” の部分は大きいです。導入したあとも、『こういうことがやりたい』と話すと、翌日か翌々日には提案をくれます。また、『ここはこっちを使うとより生産性が上がるかもしれません』と一歩踏み込んだ提案もしてくれるんです。専門性が高い話でも、実際のビジネスに落とし込んだ視点も含めて話してくれる“人”の部分はとても助かっています」

不要な手間と時間を削減し、空いた時間でデータ活用へ

導入してみて、それまでの利用料金の40%を削減できたうえに、固定費となったため、コストの見通しを立てやすくなった。また、運用の手間と時間も大幅に削減できたと言う。以前は、トラブルが起きたときは、その原因となるポイントが、社内か、インフラ基盤か、アプリケーションなのか、ひとつひとつ確認していかなければならなかったが、現在はIDCフロンティアとトレジャーデータがそれぞれ監視を担うため、原因特定のためにかかっていた対応時間が減った。そして、空いた時間が生産性向上へのきっかけになったと語った。

「運用にかかる時間が減ったことで思わぬ効果も出ました。これまで貯めてきたデータを分析、活用する仕掛けを考えるエンジニアが増えたんです。トレジャーデータ by IDCFはBIツールとの連携やUIも使いやすく、これまではエンジニアに分析データの出力を依頼していたプランナーやディレクターが、自らクエリを学び、実際に書く、という文化もできてきました。」

以前はエンジニアに依頼してから1~2日を要した分析レポートが、いまは必要になった社員が1時間ほどで作成できるようになり、また、週に1~2回、社内でデータ分析に必要なクエリの勉強会が開かれるようになったと言う。

「弊社には思い立ったらすぐ動く文化があります。そのような中で、役員も素早く判断をくだし、決められた期間の中で素早く稼働まで持っていきます。IDCフロンティアさんは、『こういうことをやりたいんだけど…』というぼんやりした相談でも、『ちょっと考えてきます』という感じでまるっと受け取って、翌週には『いけそうです』と返してくれるんです。そのスピードの速さには助けられています。」

データ分析基盤のシステム構成

会社を盛り上げていくために、エンジニアが働きやすさを考えていく

今後はこれまで蓄積してきた800億を超えるレコードのデータを突き合わせながら、アクセルマークならではの配信ロジックを強化していく、またサービスにも還元していきたいと佐野氏は語った。そのためには広告事業のエンジニアだけではなく、他事業のエンジニアの技術も借りて行きたいと続けた。

「弊社の強みは2つ。ひとつは広告事業のほかにゲーム事業やエンターテインメント事業も手がけており、エンジニアは頻繁に技術交換、異動ができるところです。ゲームに特化してきたエンジニアが広告で手腕を発揮したり、エンターテインメントに携わっているエンジニアが、広告の技術を取り入れたり。幅広い知識、技術に触れられる環境があります」

そして、ふたつめはサービス改善、パフォーマンス向上に経営層を含めて全社員が貪欲であること。エンジニアが自信を持って「パフォーマンスが向上できる」と提案したことは、素早く経営層まで上がり、検証を重ねてサービスに取り入れていくという。

「社長との1on1で『こんなことをやりたい』と話せる制度も設けるなど、社員の意見を吸い上げて、カタチにしていく体制をどんどん作っています。これまで蓄積してきたデータ、技術力や社員たちのアイデアを結集して、これからもアクセルマークを盛り上げていきたいと考えています」

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導入企業様 会社概要
会社名 アクセルマーク株式会社
代表取締役社長 尾下 順治
事業内容 モバイルゲーム事業
広告事業
and Experience事業
URL http://www.axelmark.co.jp/新規ウィンドウを開きます

※掲載内容は、本事例の掲載日時点の情報です。
※2016年10月1日より、サービス名称が「Yahoo!ビッグデータインサイト」から「トレジャーデータサービス by IDCF」に変更となっております。
※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

2017年11月08日掲載