導入事例

モイ株式会社様

自社オフィスからデータセンターへ移行!ライブ配信サービス「ツイキャス」を支えるのは、10Gbps超の大容量ネットワーク

~回線の信頼性が選定のポイントに!サービスの成長に合わせてインフラの段階的拡大を図る~

”回線の品質、電源の安定感に関しては、本当に高い効果を実感しています。とくに回線の遅延発生の少なさは、サービスのレスポンスの良さにつながり、ユーザーエクスペリエンスに大きな効果をもたらしました。”
ディレクター 大森氏

モイ株式会社 ツイキャス

「世界中の人々をリアルタイムにつなげる」を掲げ、モバイルにフォーカスしたコンシューマ向けライブ配信サービス「ツイキャス」を展開するモイ株式会社様。2010年にサービスを開始して以来、口コミを通して若者の間で爆発的に利用が拡がり、2014年6月現在、全世界で600万人以上のユーザーを抱えます。

スマホ1台で誰もがライブ配信を行えるプラットフォーム、それが「ツイキャス」

いつもご利用ありがとうございます。まず初めに、御社の事業について簡単にご説明いただけますでしょうか。

モイ株式会社は2012年2月に設立された、ライブ配信サービス「ツイキャス」を運営しています。ライブ配信サービスというと、「ニコニコ動画」や「Ustream」などいくつかありますが、ツイキャスはモバイルでの配信にフォーカスしていることが特徴です。

スマホさえあれば、いつでもどこでも誰でもライブ配信を行うことができるのが強みです。実際、配信の94%はモバイルからとなっています。

ツイキャスを利用しているユーザーはどんな方が多いのでしょうか。

若年層(24歳以下)のユーザーが半数以上を占めています。その中でも女子中高生での知名度が高く、大学生の間でもよく使われています。日本の学生の3分の1はツイキャスに登録している計算になります。

国別でいうと、日本のユーザー数が最も多いのですが、面白いところでは、市民デモのライブ配信などの利用で、ポルトガル語圏のブラジルでの利用が伸びています。
回線が細くて不安定な環境でも、ライブ配信できるところが評価されているようです。当社は広告宣伝をほとんどしていなくて、口コミによりユーザー数を伸ばしてきています。

ユーザー数の増加が回線と電源を圧迫 - 自社オフィスからデータセンターへの移行

口コミだけでここまで若者の支持を集めたことも驚異的なのですが、ユーザー数が増えるほど回線にかかる負荷もかなり増大しているのではないでしょうか。

2010年から2013年までは、オフィスの一部スペースにサーバーを設置して、最終的に70台ほどのサーバーで運用していたのですが、2012年の終わり頃からユーザー数が急速に伸び始めたので、それに伴うトラフィックの増大で、ネットワーク回線のピーク時間の帯域不足と電源容量が厳しい状況になりました。

また、1Gbpsの回線を複数利用して全体の帯域をかせいでいたのですが、回線毎に流すトラフィックを適切に調整し続けなければならず、人的運用コストの増大を招いていました。
10Gbps程度の太い専用回線と安定した電源供給を目的に、2013年6月あたりにデータセンター移行への検討を開始しました。

最近のインターネットサービスは、ローンチ時からクラウドで始めるところも少なくありませんが、ツイキャスがクラウド配信ではなくデータセンターでの自社運用にこだわったのは理由があるのでしょうか。

データセンターに移行する前から、回線帯域が足りなくなるピーク時間帯に、クラウドを利用していました。ただ動画サービスのため、トラフィックのすべてを従量課金のクラウドで利用するよりも、データセンターにて専用回線を利用する運用としたほうが全体のコストが安くすることができると判断しました。

決め手は「Yahoo! JAPANを支えるデータセンター」

では数あるデータセンター事業者からIDCフロンティアをお選びいただいた理由をお聞かせいただけますか?

御社を含む4社から見積もりをいただきまして、選定を進めさせていただく中で、IDCフロンティアに決めた理由はいろいろありますが、やはり国内最大のインターネットサービス事業者であるYahoo! JAPANのトラフィックを支えているデータセンターという点が大きかったですね。最終的に回線に対する信頼性を重視して選びました。

また、回線提供条件も魅力的でした。御社データセンターでのツイキャス運用開始は2013年9月からです。移行作業自体は半日程度で終わったんですが、やはり準備にはいろいろ手間がかかりました。

移行で苦労した点はどのあたりでしょうか。

前に使っていたサーバーのうち、半分はデータセンターにも持っていったのですが、ラックのスペースに合わせて高密度にサーバーを配置するために適切なケースを選定してサーバーを組み込む作業にかなり時間を取られました。また、オフィスのオープンなスペースに配置するのと違って、データセンターのラック内、ラック間は非常に限定されたスペースしかないため、慣れていないこともあり、ケーブリングは非常に苦労しました。

その後は、ラックマウント型のサーバーを導入するようになりましたが、「ラックにはラックマウントサーバーが一番」と実感しました。データセンターでの運用を視野に入れている方は、最近は価格もだいぶ近づいて来ましたので、最初からラックマウント型のサーバーをおすすめします(笑)

ビジネスやサービスのステージに合ったインフラ選択を

データセンターに移行後の効果について教えてください

回線の品質、電源の安定感に関しては、本当に高い効果を実感しています。とくに回線の遅延発生の少なさは、サービスのレスポンスの良さにつながり、ユーザーエクスペリエンスに大きな効果をもたらしました。

また、これは運用を開始してから知ったのですが(笑)、IDCフロンティアはDDoS攻撃に対する防御システムを標準で提供しており、データセンターへの移行直後に外部からの攻撃があったのですが、攻撃は自動で検出され、スクリーニングされた後のトラフィックのみ弊社のサーバーへ到達するように制御されたので、我々のサーバーはほとんどDDoS攻撃の影響を受けずに済みます。

ツイキャスはいまもユーザー数やトラフィックが増え続けているわけですが、その成長に見合ったインフラをIDCフロンティアは提供できているでしょうか。

現在は以降当時からサーバー台数が4倍以上になっていますが、弊社が必要とするタイミングでラックや回線の追加を適宜行っていただいており、満足しております。弊社のようにサービスの成長に合わせてインフラの段階的拡大を図っていきたい企業には非常に適しているのではないでしょうか。

今後のツイキャス配信のインフラに関してはどのように展望されていますか。

現在、サービスのグローバル展開を進めており、先日米国にも運用拠点を開設しましたが、トラフィック最適化とシステムの冗長化のためにさらに各地に拠点を分散させて行く必要があると考えています。

グローバルに拠点を増やしていく場合に必要になるのは、各拠点に運用をまかせ、極力遠隔運用できるようにすることですが、運用委託を御社の協力を得ながら進めている最中です。

ディレクター 大森氏

最後にIDCフロンティアに対する要望があればお願いします。

我々が目指すのは、世界中のどこからでも、そして誰にでもツイキャスを使ってもらい、ユーザーどうしのコミュニケーションのインフラとなることです。そのためには信頼できる強固な回線とインフラが欠かせません。IDCフロンティアにはこれからもモイ、そしてツイキャスの成長を支えるパートナーとして一緒に歩んでもらえれば心強いですね。

こちらこそよろしくお願いいたします。本日は貴重なお話をありがとうございました。

導入企業様 会社概要

導入企業様 会社概要
会社名 モイ株式会社
設立 2012年2月29日
代表取締役 赤松 洋介
事業内容 ライブ配信サービス「ツイキャス」の運営
URL http://about.moi.st/ja/ 新規ウィンドウを開きます

※掲載内容は、本事例の掲載日2014年7月4日時点の情報です。
※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

2014年07月07日掲載