導入事例

モイ株式会社様

3,000万人超のライブ配信サービス「ツイキャス」を支える、200Gbpsの大容量ネットワーク

~回線の遅延発生の少なさは、ユーザーエクスペリエンスに大きな効果をもたらしています

モイ株式会社様には、ライブ配信サービス「ツイキャス」のインフラとして、2013年よりIDCフロンティアのデータセンターをご利用いただいています。クラウドではなく、なぜデータセンターを利用されているのか、長年ご利用を継続いただいている理由について、技術開発本部長の大森 正則氏とエンジニアの米村 和真氏にお話を伺いました。

登録ユーザー3,000万人を超えるライブ配信サービス「ツイキャス」
ユーザーどうしのコミュニケーションをインフラのレスポンスの良さで支える

ツイキャス
ツイキャス

ーどのようなサービスのインフラとしてご利用いただいていますか?

日本最大級のライブ配信サービス「ツイキャス」をはじめ、モイ株式会社が提供する各サービスのインフラをIDCフロンティアのデータセンターに構築しています。

「ツイキャス」は、2010年にサービスを開始後、口コミで広がり続け、数あるライブ配信サービスの中でも、10代20代の若者層で利用シェアの高いサービスです。2020年に登録ユーザー数は3,000万人、累計配信数は6億回を超えました。

ーライブ配信のインフラを支える難しさは?

「ツイキャス」は、ライブ配信が手軽に出来るサービスですが、ユーザーさんどうしがライブでつながり、コミュニケーションできる場を提供していることが一番の価値と考えています。それを実現するためのインフラは、いつでも遅延が少なく、サクサク使っていただけるレスポンスの良さにこだわっています。

コンシューマ向けのサービスなので、ユーザーアクセスのトレンドを想定しきれない部分に対応の難しさがあります。例えば、1日の中でも突発的に数万人の視聴が発生したり、昨年はコロナ禍により急激にユーザー数が増え、在庫として確保してあったサーバー機材を急遽投入したこともありました。

クラウドでなく、データセンターで自社運用する最大の理由はコスト

ークラウドを利用する方が楽に思いますが、敢えてデータセンターでの自社運用をする理由は?

技術開発本部長 大森 正則氏
技術開発本部長 大森 正則氏

シンプルにコストです(笑)。クラウドはスケールしやすく、物理機器のメンテナンスなど運用が不要ですが、使った分だけ従量課金でネットワークコストがかかり、非常に高くなってしまいます。動画配信は帯域をたくさん使います。データセンターで専用回線を固定料金で利用する方が、運用コストを含めて考えてもコストを安くおさえることができます。

物理機器を自分たちで持っているからこそ、仮想化されたクラウドでは見えない、ボトルネックが分かることもあります。もちろんこのためにデータセンターを利用しているわけではないですが、サーバーのチューニングで性能を引き出し、サービスを運営していくチームとしてのスキルの価値や一体感はオンプレミスならではと思います。

回線遅延が少なく、サービスのレスポンスの良さにつながり満足している
DDoS攻撃防御、データセンター内の作業代行も活用している

ーIDCフロンティアのデータセンターの使い勝手はいかがですか?

エンジニア 米村 和真氏
エンジニア 米村 和真氏

2013年から利用していますが、回線の品質と電源の安定感に関して、本当に高い効果を実感しています。特に回線の遅延発生の少なさは、サービスのレスポンスの良さにつながるため、とても満足しています。

IDCフロンティアは、DDoS攻撃に対する防御システムを標準で提供しています。外部からの攻撃が自動検出され、スクリーニングされた後のトラフィックのみ弊社のサーバーに到達するため、ほとんどDDoS攻撃の影響を受けずに済んでいます。

データセンター内の作業を代行していただけるサービスも充実しているので、現地作業の回数も減らせます。

動画配信は、サービスの成長に合わせたインフラの選定が大切
帯域を使うので、どこかのタイミングでデータセンター利用の検討を

ー「ツイキャス」は成長に合わせてどのようなインフラ選定をされてきましたか

2010年のサービス開始時は、オフィスの一角にサーバーを設置していました。2012年頃からユーザー数が急激に伸び始め、ネットワーク回線と電源容量が厳しい状態になり、データセンター移行を検討し始めました。クラウドを含め比較しましたが、データセンターで専用回線を利用するほうが運用コストを安くできると判断しました。

ーデータセンターの利用規模はどれくらいですか

IDCフロンティアのデータセンターに移設した頃は、70台のサーバーで基本帯域12Gbpsでした。サービスの成長に合わせて段階的に拡大を行い、今ではサーバーは1,000台を超え、200Gbpsの回線を利用しています。IDCフロンティアには、必要とするタイミングでラックや回線の追加を適宜行っていただいており、助かっています。

ーこれから動画配信をはじめる方へアドバイスをお願いします

サービスの成長ステージに合わせたインフラの選定が大事です。初期の段階から運用コストを大きく見積もってしまうと、その分固定コストが掛かり、サービスの継続性に影響を及ぼす場合があります。動画配信は帯域を使いますので、適宜、回線コストを比較しながら、データセンターの回線利用を検討するとよいと思います。

ー最後に、「ツイキャス」の今後の展望について教えてください

我々が大切にしているのは、世界中のどこからでも、そして誰にでも「ツイキャス」を使ってもらい、ユーザーどうしのコミュニケーションのインフラとなることです。現在は、ユーザーさんに快適にご利用いただけるように、さらなる高画質/高FPS配信の対応にも取り組んでいます。

IDCフロンティアには、これからもモイ、そして「ツイキャス」の成長を支えるパートナーとして、一緒に歩んでいただければ心強いですね。

こちらこそ、よろしくお願いいたします。本日は貴重なお話をありがとうございました。

導入企業様 会社概要

導入企業様 会社概要
会社名 モイ株式会社
設立 2012年2月29日
代表取締役 赤松 洋介
事業内容 ライブ配信プラットフォーム「ツイキャス」の運営
URL https://about.moi.st/ja/新規ウィンドウを開きます

※掲載内容は、本事例の掲載日2021年6月10日時点の情報です。
※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

2021年06月10日掲載