Movable Type 基本操作サイトを構成するページの分類

掲載バージョン:Movable Type 6.2 (2015年11月現在)

Movable Typeで構築されたサイトは、さまざまなページで構成されています。

ウェブサイトとブログ

Movable Typeはサイト全般を管理するツール「CMS(Content Management System)」として設計されているため、一般的なブログツールとは異なる構成になっています。

この構成を理解しておくことで、Movable Typeでのサイトの運用がスムーズになります。

「ウェブサイト」「ブログ」は、それぞれサイトの基本構造を構成するための要素です。
ここでは、一般的な会社案内サイトを例にご案内します。

ウェブサイト

トップページなど、サイトの玄関口的な役割になります。
また、配下に設置されたブログの一覧などを置くポータル的な役割を持たせることもできます。

【公開URL】http://ドメイン名/

ブログ

プレスリリースやお知らせページなど、時系列の記事をまとめるために使用します。

【公開URL】http://ドメイン名/ブログのディレクトリ名/

  • 初期状態で作成されているものは、Movable Typeのインストールの際、「最初のウェブサイトを作成」で作成したものです。
  • 「ウェブサイト」の下に、さらに別の「ウェブサイト」を設置することも可能です。
  • 1つの「ウェブサイト」の配下に、「ブログ」はいくつでも設置することが可能です。
  • ブログのディレクトリ名はブログの作成時に指定します。

記事とウェブページ

Movable Typeでは、サイトで公開するページを用途に合わせて「記事」「ウェブページ」で作り分けることが可能です。

記事

ページを「記事」として作成すると、サイト上に時系列順に表示されます。
お知らせページなど、頻繁に更新を行うページを公開するために利用します。

ウェブページ

「記事」とは異なり、時系列順では表示されません。
自己紹介など、時系列に関係なく変化の少ない情報を公開するために利用します。

カテゴリ/タグ/アーカイブ

サイトを構成する記事/ウェブページは、それぞれの特性/用途に合わせて、カテゴリ/タグ/アーカイブで分類することが可能です。 理解して使い分けすることで、利用者にも管理者にも便利なサイトになります。

分類するメリット

  • サイトの利用者が、関連する記事をタグやカテゴリから簡単にまとめ読みができる。
  • 記事数が増えてきた場合でも、タグやカテゴリから記事がみつけやすくなる。
  • 時系列の記事をアーカイブからたどりやすくなる。

カテゴリ/タグの特長

 

タグ

カテゴリー

概念

記事に関連するキーワードの設定
記事内でよく使われている言葉を見つけやすくし、関連キーワードの記事間の横移動が可能

記事のジャンル分けの設定
ジャンルによって記事を分類することで、同じジャンルの記事間の横移動が可能

階層構造
(親子関係)

単純なキーワードの集まりのため、階層構造(親子関係)を持てない

親カテゴリー → 子カテゴリー のように、階層構造(親子関係)を持てる
大分類/中分類/小分類を設定可能

設定可能数

複数設定が可能

複数設定が可能

設定の
ポイント

1記事につきいくつ設定してもよいが、理想的なのは3つ程度
多すぎるとキーワードの重要度が伝わりにくく、利便性低下に繋がる
記事の中でメインで使用している一番重要なキーワードを設定する

1記事につき1つのカテゴリーが基本
SEO(検索エンジン最適化)的にも1つのみに絞ったほうが効果が高い

  • 記事/ウェブページが属するカテゴリ/タグは、作成の際に指定することができます。
  • ウェブページでは、カテゴリではなく「フォルダ」の名称で分類しますが、用途は同じです。
  • カテゴリ/フォルダは事前に作成できますが、タグは記事/ウェブページの作成時に、キーワードを指定します。
  • カテゴリー/タグの名称は重複しないようにしてください。

記事/ウェブページを集約するアーカイブ

あるルールに従って集められた記事一覧のリンク集のようなページです。
Movable Typeでは、記事を作成すると、アーカイブのページも自動的に作成されます。

例えば、「月別」のアーカイブであれば、指定された月に投稿された記事を一覧で表示するページが作成されます。同様に、年/日別のアーカイブなども作成されます。

また、カテゴリやタグでまとめられた記事、サイト内検索の結果の一覧も、アーカイブの一つといえます。