活用マニュアル

ISOインストール機能を活用してサーバーを構築する

IDCFクラウドではさまざまなOSのISOファイルを読み込ませて、サーバーを構築することができます。
本マニュアルでは、ISOファイルを使用して仮想マシンを構築してテンプレート化を行い、実際にテンプレートから仮想マシンを起動するところまでをご紹介します。

ISOファイルからサーバーを構築するメリットは、
・ルートディスクのサイズを自由に変更できる
・IDCFクラウドで提供していないOS等で仮想マシンを作成できる
といったように、より柔軟にIDCFクラウドを活用いただけます。

今回はCentOS6.7のISOファイルを外部サーバーから読み込み、そのISOファイルを使用して仮想マシンを構築してテンプレート化を行い、実際にテンプレートから仮想マシンを起動するところまでを記載しています。

1.ISOファイルのインストールと仮想マシン作成

この章ではISOファイルをインストールして仮想マシンを作成するまでを行います。


①コンピューティングのメニューより「ISO」をクリックし、ISO画面に遷移したあとに「ISO作成」ボタンをクリックします。


②ISO作成画面で以下のように設定し、「作成する」ボタンをクリックします。
※指定している文字列で説明が進むため、本マニュアルの内容にそって作業を進める場合は、合わせておくことをおすすめします。

項目 設定内容
ISO名 任意(今回はMyCentOS6.7を指定)
説明 任意(今回はCentOS6.7を指定)
URL 任意(今回は以下からISOファイルを取得)
http://ftp.riken.jp/Linux/centos/6.7/isos/x86_64/CentOS-6.7-x86_64-minimal.iso
ゾーン 任意(今回はjouleを指定)
OSタイプ 近いものを指定(今回はCentOS6.4 (64-bit)を指定)
エクスポート 有効
ブータブル 有効

 
③確認のメッセージが出るので「はい」をクリックします。

 
④ステータスがSuccessfully Installedになったことを確認し、「仮想マシン作成」をクリックします。

 
⑤仮想マシン作成画面で以下のように設定します。
ゾーンはISOファイルをインストールしたゾーンを指定します。(本書ではゾーンはjouleで作成)

項目 設定内容
マシンタイプ light.S1
イメージ ISO- MyCentOS6.7
ボリューム ※ここで必要な分を指定してください。
(今回はルートディスク 10GB指定)
SSH Key なし
仮想マシン台数 1台
ネットワークインターフェース joule-network1
詳細情報 マシン名 任意(今回はFromISOと指定)
グループ名 (なし)

※ISOファイルはオフィシャルで用意してあるものも表示されます。選択するイメージは間違いやすい部分ですので、以下画像でもご確認ください。

 
⑥必要な内容を設定して画面下部の「確認画面へ」をクリックします。

⑦確認画面が表示されますので「作成」をクリックします。

⑧仮想マシン一覧に作成した仮想マシンが追加されます。
ステータスがRunningになったことを確認し、コンソールの「>_」ボタンをクリックします。
※1分程度しても変わらない場合、ページを更新してください。

 
⑨コンソール画面が表示されます。
画面上をクリックしてウィンドウをアクティブにし、以下の画面になっていればキーボードのTabキーを押します。
※以降のコンソール画面での操作は基本的にTabキーとEnterキーを使用します。


※上記画面ではない場合は、[Ctrl-Alt-Del]ボタンをクリックして上記画面に戻す必要があります。確認のポップアップが表示されたら、OKをクリックして進めてください。

※上記を実行したあと、画面上をクリックしてアクティブ化してください。
 
⑩「vmlinuz initrd=initrd.img」という文字列が表示されるので、半角スペースを空けて「text」と入力してEnterキーを押します。
※CentOS6などOSによっては、VMwareマウスのドライバーが含まれておらずマウス操作ができないため、今回はtextモードでインストールします。

 
⑪インストールディスクのチェック確認画面が表示されたら、Tabキーを押して「Skip」にカーソルを合わせてEnterキーを押します。


⑫CentOSのウェルカム画面が表示されたら、Enterキーを押します。


⑬言語選択画面では、キーボードのJキーを押して「Japanese」にカーソルが合ったことを確認し、Tabキーを押して「OK」カーソルを合わせてEnterキーを押します。


⑭インストール画面に用意されていない言語を選択したため、注意のメッセージが表示されます。Enterキーを押して進めます。


⑮キーボード言語の選択画面で、「jp106」になっていることを確認してEnterキーを押します。


⑯ディスクの初期化画面が表示されたら、Tabキーを押して「Re-initialize all」にカーソルを合わせてEnterキーを押します。


⑰Time Zoneの設定で、UTCのチェックをスペースキーで外し、「Asia/Tokyo」が選択されていることを確認し、TabキーでOKにカーソルを合わせてEnterキーを押します。

 
⑱Rootパスワードの設定画面で、パスワード(任意)を入力します。Tabキーを押して(confirm)に同じパスワードを入力し、Tabキーを押して「OK」にカーソルを合わせてEnterキーを押します。


⑲パーティションタイプ設定の画面になりますが、今回はここで変更する項目はないため、TabキーでOKにカーソルを合わせてEnterキーを押します。


⑳Diskの上書き確認画面で、Tabキーを押して「Write changes to disk」にカーソルを合わせてEnterキーを押します。


㉑インストールが始まります。100%になったあと、次の画面に切り替わるのを待ちます。

 
㉒インストールが完了すると再起動の画面が表示されます。Tabキーで「Reboot」にカーソルを合わせてEnterキーを押します。
※このままではログインできないため、次章の一部手順でも本画面を使用します。コンソールウィンドウは閉じないでください。


㉓ISOファイルをデタッチするため、コンピューティングメニューの「仮想マシン」より、作成した仮想マシン名(ここではFromISO)をクリックします。


㉔ISOをクリックし「デタッチ」をクリックします。確認メッセージが表示されますので「はい」をクリックします。


以上で、インストールしたISOファイルから仮想マシンを起動するまでが完了しました。

2.サーバー基本設定とテンプレート化

OSのISOファイルにはIDCFクラウドで使用するための設定がデフォルトではないため、必要なソフトウェアをインストールしてIDCFクラウドで使用できるようにしてからテンプレートにしていきます。


①ネットワークを起動させるため、コンソールからrootでログインします。
※パスワードはOSインストール時に設定したパスワードを入力します。


②「ifup eth0」コマンドでeth0を起動し、DHCPでIPアドレスを取得します。eth0の起動が確認できたらコンソールは使わないので、「exit」で抜けて「×」ボタンでウィンドウを閉じます。

 
③SSHでログインするため、ポートフォワード・ファイアウォールの設定を行います。
※ポートフォワード・ファイアウォールの設定方法は、活用マニュアル「Webサイトの本番環境を構築したい(Web1台構成)」の2.ネットワークの設定(ファイアウォールとポートフォワードの設定)の項を参照して設定してください。


④SSHでログインをします。
鍵の設定はしていないため、①と同じようにrootユーザーでパスワードログインをします。


⑤vmware-toolsをインストールします。

[root@FromISO ~]# yum -y install \
https://packages.vmware.com/tools/esx/5.5latest/repos/vmware-tools-repo-RHEL6-10.0.0-1.el6.x86_64.rpm
読み込んだプラグイン:fastestmirror
インストール処理の設定をしています
vmware-tools-repo-RHEL6-10.0.0-1.el6.x86_64.rpm                                                                                       | 2.5 kB     00:00
/var/tmp/yum-root-R7p1i1/vmware-tools-repo-RHEL6-10.0.0-1.el6.x86_64.rpm を調べています: vmware-tools-repo-RHEL6-10.0.0-1.el6.x86_64 
~~~~~~~~~~~
インストール:
  vmware-tools-repo-RHEL6.x86_64 0:10.0.0-1.el6
完了しました!

[root@FromISO ~]# yum -y install \
vmware-tools-esx-nox vmware-tools-esx-kmods vmware-tools-vmxnet3-common
読み込んだプラグイン:fastestmirror
インストール処理の設定をしています
Determining fastest mirrors
 * base: ftp.riken.jp
~~~~~~~~~~~
完了しました!
[root@FromISO ~]#
							

 
⑥仮想マシン作成時にSSH鍵の設置や、パスワードリセットを利用するためのツールをインストールします。

[root@FromISO ~]# yum -y install \
http://repo.cloud.idc.jp/Linux/CentOS/6Server/idcf/x86_64/idcf-release-8-0.0.idcf.el6.noarch.rpm
読み込んだプラグイン:fastestmirror
インストール処理の設定をしています
~~~~~~~~~~~
依存性関連をインストールしました:
  yum-plugin-priorities.noarch 0:1.1.30-30.el6

完了しました!
[root@FromISO ~]# yum -y install cloudstack-guest-scripts
読み込んだプラグイン:fastestmirror, priorities
インストール処理の設定をしています
~~~~~~~~~~~

完了しました!
[root@FromISO ~]#
							

 
⑦eth0の設定ファイルを編集します。

[root@FromISO ~]# cat >/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0<
						


⑧IDCFクラウドで提供されているNTPサーバーを設定します。

[root@FromISO ~]# yum install ntp -y
[root@FromISO ~]# vi /etc/ntp.conf
tinker panic 0
restrict default ignore
restrict -6 default ignore
restrict 127.0.0.1
restrict -6 ::1
restrict ntp1.noah.idc.jp nomodify notrap noquery
restrict ntp2.noah.idc.jp nomodify notrap noquery
server -4 ntp1.noah.idc.jp iburst
server -4 ntp2.noah.idc.jp iburst
driftfile /var/lib/ntp/drift
[root@FromISO ~]# service ntpd start
[root@FromISO ~]# chkconfig ntpd on
							

 
⑨セキュリティ向上のため、sshのパスワードログインをできないように設定します。

[root@FromISO ~]# sed -i".org" -e \
"s/^PasswordAuthentication yes/PasswordAuthentication no/g" \
/etc/ssh/sshd_config 
[root@FromISO ~]#
							

 
⑩テンプレートにするための準備をします。

[root@FromISO ~]# rm -f /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules 
[root@FromISO ~]# rm -f /etc/ssh/ssh_host_*
[root@FromISO ~]# yum clean all
読み込んだプラグイン:fastestmirror, priorities
リポジトリを清掃しています: base extras idcf updates vmware-tools-collection
すべて掃除しています
Cleaning up list of fastest mirrors
[root@FromISO ~]# history -c
							

 
⑪テンプレートを作成します。
※「スケーラブルなWebサイトを構築したい(Web2台構成)」(1)スナップショットの取得の②以降、(2)テンプレートの作成の項を参照して、テンプレートを作成します。


⑫作成したテンプレートから仮想マシンを起動してみます。
※「スケーラブルなWebサイトを構築したい(Web2台構成)」の(3)マイテンプレートから仮想マシンを作成の項を参照してテンプレートから仮想マシンを作成します。


⑬起動した仮想マシンに⑪で指定したssh keyでログインできることを確認します。

以上でISOファイルからテンプレートにし、仮想マシンを作成・起動させるところまで作業が完了しました。

VMware Toolsは、ドライバーの提供だけでなく、仮想化環境に適した設定やツールが含まれていますのでインストールすることをおすすめします。上述では、OSPs(https://www.vmware.com/support/packages)を利用し、リポジトリからネットワークインストールする方法をご紹介しました。また、Ubuntu等の最新OSではオープンソース版のVMware Toolsが最初から含まれているもありますので、追加インストールせずに利用可能な場合もあります。これらの準備がない場合には、IDCFクラウド標準提供のISOファイル(インストールしなくても選択可能)にてvmware-tools.isoを提供していますので、こちらをアタッチしてインストールすることも可能です。

今回はISOファイルを外部サーバーから読み込ませて仮想マシンを作成しました。
通常、オフィシャルなテンプレートでは、ルートディスクの容量が固定されているため、これ以上の容量が必要な場合は、データディスクをアタッチする必要があります。
今回のようにISOファイルから仮想マシンを作成すれば、ルートディスクの容量を柔軟に変更することができます。また、様々なOSを動作させることも可能ですので、ISOファイルからOSインストールする機能をお試しください。

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