用語集|ソブリンクラウド (ソブリンクラウド)
更新日:2026.06.01
英:Sovereign Cloud
クラウドコンピューティング ネットワーク セキュリティ
ソブリンクラウド(Sovereign Cloud)とは
ソブリンクラウドとは、データの保存場所、運用主体、アクセス権限、適用法令などを含めて管理し、データ主権を重視するクラウド環境です。
単に国内にデータを置くことだけではなく、運用や統制の面でも主権要件に配慮した設計を目指す点に特徴があります。
近年は、経済安全保障や機密情報保護の観点から、政府機関や企業で関心が高まっています 。
なぜ今、AI時代にソブリンクラウドが重要なのか?
生成AIの活用が進むなかで、社内データを使った学習や推論、RAGなどの仕組みを取り入れる場面が増えています。
そのため、クラウド選定では計算性能だけでなく、データをどこで保管し、どの法令や運用ルールの下で処理するかが重要になります。
ソブリンクラウドは、こうした要件に配慮しやすい基盤として注目されています 。
国産クラウドとソブリンクラウドの違い
国産クラウドは、一般に日本国内の事業者が提供するクラウドサービスを指します。
一方、ソブリンクラウドは、国内企業が提供していることに加え、データ主権、適用法、運用管理、セキュリティ統制などの要件を重視したクラウド環境を指します。
そのため、国産クラウドであっても、必ずしもソブリンクラウドに該当するとは限りません 。
■ IDCフロンティアが提供するソブリンクラウドの強み
IDCフロンティアは、ソフトバンクの国内インフラ(データセンターやネットワーク基盤)を活用し、データ主権やセキュリティに配慮したクラウド環境を提供しています。
「IDCFクラウド」は政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(ISMAP)の認証を取得しており、官公庁や厳格なセキュリティが求められるエンタープライズ企業でも安心してお使いいただける公的な信頼性を備えています。また、東西に分散した全15ゾーンで構成され、ソブリンクラウドとしての安全性だけでなく、マルチクラウドやハイブリッド構成を検討しやすい国内最大級の国産クラウドである点も特長です。
さらに、閉域接続や既存の仮想化環境との高い親和性にも配慮しているため、段階的なインフラ移行やオンプレミス連携もスムーズに進めることができます。
- ソフトバンクの「国内インフラ基盤」を活用
ソフトバンクが国内で保有・運用するデータセンターやネットワークを活用したクラウドサービスを提供します。
国内でのデータ保管や管理・運用体制が求められる、ソブリン要件に配慮した基盤構築を支援します。 - キャリア品質の閉域網による安全性に配慮した接続
インターネットを経由せず、企業のオンプレミス環境や機密データ基盤からクラウド環境までを閉域網で接続できます。
AI処理の前段となるデータ連携や機密データの移動を、セキュリティ要件に配慮しながら行える点が特長です。 - 既存の仮想化環境からの移行に配慮
オンプレミスで運用されている既存の仮想化環境との親和性に配慮したアーキテクチャを提供します。
ハイブリッド環境の構築や段階的なインフラ移行を進めやすく、ソブリン要件を意識した基盤整備の選択肢として活用できます。
どんな企業に向くか
ソブリンクラウドは、機密データや個人情報を扱う企業、国内法や運用統制を重視する組織、オンプレミスとクラウドを組み合わせてAI活用を進めたい企業に向いています。
IDCフロンティアのソブリンクラウドは、国内インフラ基盤、閉域接続、既存環境との親和性を組み合わせやすい点に特長があります。
単にデータを国内に置くだけでなく、運用、接続、移行までを含めて主権要件に配慮した設計を進めやすいことが、強みのひとつです。
特に、AI活用に必要なデータ連携と、既存システムを活かした段階的な移行を両立したい企業に適しています。
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