用語集|スケールダウン (スケールダウン)
英:Scale down
類:スケーラビリティ / スケールアップ / スケールアウト / スケールイン / オートスケール / スペックアップ / スペックダウン / リサイズ
クラウドコンピューティング
スケールダウンとは、CPUやメモリなどのサーバースペックを下げることをいいます。
反対にサーバースペックを上げることをスケールアップといいます。
例えば、Webサイトを運営していてWebサーバーに処理しきれないほどの大量アクセスが来た際、「スケールアップ」を行いサーバースペックを上げることで対応する、という方法があります。
そして、その後アクセスが減少してきたタイミングで「スケールダウン」を行い、上げた分のサーバースペックを下げることで、サーバーリソースの最適化や無駄なコストの削減を行うことが可能です。
また、アクセスが減少する時間帯などに「スケールダウン」を行い、常に必要最低限のサーバースペックで運用することも可能です。
Webサイトのアクセス量などは事前に予測がしにくい場合が多いため、特に最低限のサーバー台数で運用を行いたい場合には、スケールダウンが有効です。
一般的にクラウド(IaaS)では、サービス事業者から提供される管理パネルから、CPU・メモリなどのスペックを簡単に下げることができます。現状、スケールダウンには未対応なサービスが多いですが、スケールアップ・スケールアウト・スケールインに関しては、APIを利用することによって、サーバー負荷状況に応じた自動チューニング設定が可能なため、運用コストの最適化にもつながります。


